株式投資にいる

日々の売買記録と振り返り、そのとき思ったことをだらだらと。

PERとPBRとROEの関係

PER・PBR・ROE



 低PBR銘柄は、PERが一定の場合、PER×ROE=PBRの式によりROEが低くなる。高ROE銘柄(又はROIC)を選ぶときには、PBRを意図的に無視する必要がある。つまり、資産バリュー戦略で行く場合は「低PER&低PBR」銘柄を選択する一方、成長バリュー戦略で行く場合は「低PER&高ROE」銘柄を選択することになる。

 悲しいことにPBRとROEは決して理解し合えない関係にある。

 小型割安成長株投資の自分としては、ROEの変化率を気にしつつも、ROEの数値はスルーしている。

6月21日の売買

1.買った銘柄



  • 1570 東証ETF NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ上場投信 12970円×100株

 MACDヒストグラムが反転したことで買いを選択。今日の日経平均は6月16日のときのように出落ち感は見られず、一応じりじりと上がり続けている。とはいえ、明日のアメリカ市場の値動き次第で株価が急落する可能性も否定できないため、100株に留めた。

  • 1570 東証ETF NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ上場投信 13145円×150株

 日経平均先物が上がっていることや、S&P500とNASDAQが上がっていることを踏まえて夜間取引で買い増しした。当然上がると夢見た。

 今日の日経平均の終値は26246.31円(前日比+1.84%)。もしアメリカ市場の値動きを受けて、明日の日経平均が上がればさらに100株買い増す一方、だらだら煮え切らない動きをしたり、再び下落したりすればそのまま放置する予定。

2.売った銘柄

  • なし

3.持っている銘柄(短期のみ)

  • 1570 東証ETF NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ上場投信 13075円×250株

4.今月の利益確定

  • 40000円くらい。

ROE(株主資本利益率)

ROE=純利益/株主資本



 一般的に良い企業は、収益性が高いとされる。その収益性を表す代表的なファクターがROEである。

 ROEは成長率を表すファクターだが、実際のリターンと結びつかないことが多い。それは、ROEの高い企業が「良い企業」であるゆえに、既に株価に織り込まれていると想定されるからである。また、ROEは負債比率が高くても上昇する指数であるため、ディストレス・リスクが高いことも影響している。

 さらに、PER=PER×ROEという関係が成り立つ以上、低PER銘柄のリターンの良さを踏まえると、実際は低ROE銘柄の方が株価のリターンが高い可能性がある。

 大事なのは、ROEの水準よりもその変化率に着目することである。ROEの分母である株主資本は短期的に大きく変動することはないため、ROEが改善しているということは、分子の純利益が増加していることを意味している。